福尾匠、高橋明彦、星野太:『眼がスクリーンになるとき』刊行記念トークイベント
『眼がスクリーンになるとき:ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』(フィルムアート社)が刊行された。本書は哲学と映画の正面衝突を記録したドゥルーズの『シネマ』の解説書だが、そこにはとおりいっぺんの解説におさまらない探求がたしかにある。今回のトークでは『シネマ』とその拡張可能性だけでなく、『眼がスク』の「新しさ」について、著者を含む3人によって活発な議論が交わされるだろう。
高橋明彦は近世文学研究者でありながら大著『楳図かずお論』(青弓社、2015年)を刊行しており、昨年福尾がおこなった「5時間でわかるドゥルーズ『シネマ』」を聴講したうえ、芸宿で独自に「補講」を組織していた。
星野太は『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)で高密度な学術的な達成をマークする一方で、旺盛に批評を執筆し続けている。哲学と批評の相互的な生成という『シネマ』的な方法を地で行く彼に本書はどう見えるのだろうか。
なお当日会場では特別に『眼がスクリーンになるとき』を税抜価格(2200円)で販売する。
【日時・場所】
9月8日(土)18:00−20:00
芸宿(石川県金沢市小立野4-2-1 すみれ台ハウス)
*予約不要
【参加費】
1000円 (1ドリンク付き)
Comments